怪我を避けたいなら、まずプロテクター(防具)を見る。不動産クラウドファンディングにおける防具が優先劣後方式だ。今回検証するSOLS(ソルス)は、この劣後の厚さに特徴があるとされるサービス。仕組みから順に、何が守られて何が守られないのかを冷静に見ていく。
SOLSを運営するのは株式会社不二興産。名古屋市に本社を置き、2000年設立。中古不動産のリノベーション販売や不動産オーナー向けコンサルティングを本業としてきた会社だ。不動産特定共同事業の許可は愛知県知事第4号。スキームは匿名組合型で、投資家が出資し、対象不動産の運用益を分配で受け取る。
優先劣後方式では、出資を優先出資(投資家)と劣後出資(事業者)に分ける。物件価格が下落して損失が出た場合、まず劣後出資から損失を負担する。つまり、劣後の厚みの範囲内なら、投資家の元本は守られる設計だ。
※ 上:劣後20%なら、物件が20%下落するまで投資家の元本は守られる。下:劣後が厚いほど、より大きな下落まで耐えられる(=防具が厚い)。比率はファンドごとに異なる。
SOLSは、この劣後比率を高めに設定したファンドがあることで知られる。劣後が厚いほど、同じ下落幅でも投資家の元本が守られやすくなる。守りを重視する人にとっては、ここが見どころになる。
| 項目 | 内容(公開情報ベース) |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社不二興産(名古屋市・2000年設立) |
| 許可 | 不動産特定共同事業 愛知県知事第4号 |
| スキーム | 不特法・匿名組合型 |
| 想定利回り(年) | 5.0〜6.0%前後の事例(ファンドにより変動・確定ではない) |
| 運用期間 | 5〜7ヶ月程度の事例 |
| 最低投資額 | 1口1万円〜のファンドと5万円〜のファンドがある(ファンド別) |
| 優先劣後 | 劣後比率を厚めに設定したファンドの事例あり(比率はファンドごとに異なる) |
防具が厚いのは良いことだが、防具を着ているから無茶をしていい理由にはならない。守りの設計を、無理な集中投資の言い訳にしない。これがマッスル流の規律だ。
SOLS(ソルス)
劣後比率を厚めに設定したファンドの事例も。各ファンドの優先劣後・利回り・運用期間は公式で確認を。
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守りを重視するなら、優先劣後の厚みを読む力が武器になる。SOLSはその力を試すのに向いたサービスだ。ただし繰り返すが、防具は損失をゼロにはしない。厚みの"上限"を必ず確認したうえで、余剰資金で、分散して。フォームを守って積もう。